宮島訪問税は、フェリー運賃の中に入っています

宮島訪問税は、フェリー運賃の中に入っています

最終確認: 2026-08-17 執筆: Wheels Down Japan 編集部 レビュー: Wheels Down Japan 編集部

広島の英語ガイドはほぼ全部「フェリーで宮島へ」と書いています。2023年10月1日から渡航に税が含まれていることも、5回以上渡るなら安くなる方法があることも、ほとんど書かれていません。

2つの税率

廿日市市が、船で宮島に入る人に課しています。どちらか選べます。

1回ごと100円
1年分500円

5回渡ると年払いが得になります。多くの旅行者には関係ありませんが、広島に1週間滞在して何度も往復する人には関係します。

そして、たいていは気づかずに払っています。フェリーや貸切船では、運航事業者が運賃に上乗せして市の代わりに徴収するためです。少し高い乗船券として出てくるだけ。

年払いの締切

500円は桟橋で買えません。市役所・宮島支所・大野支所で納付します。しかも初回訪問予定日の前月10日までという期限つき。

事前に決めておく商品です。広島に着いてから「今週5回は渡るな」と気づいても、その時点で年払いは選べません。

払わない人

市は2つのカテゴリーを分けて公表しています。この違いが重要です。

課税対象外:旅行者ではなく生活者です。

  • 宮島町の区域の住民
  • 島内の事務所・事業所に通勤する人(月48時間以上の雇用)
  • 島内の学校に通学する人(月48時間以上の授業)

課税免除:旅行者だが課されない人です。

  • 未就学児
  • 修学旅行その他の学校教育上の行事で来る児童・生徒と、その引率者・付添人(大学は除く)
  • 療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・身体障害者手帳をお持ちの方

引っかかるのは、市が添えている実務的な注意のほうです。

障がい者の免除には手帳の提示が必要で、税を含まない乗船券の買い方は船会社によって異なります。 事前に船会社へ確認してください。そして修学旅行の下見は免除の対象外。免除されるのは本番だけです。

個人船で行く場合

規則が2つに分かれています。珍しいので書いておきます。

  • 桟橋に着ける:桟橋管理者が使用料と一緒に税を徴収
  • 自然海岸に着ける:訪問日から10日以内に市役所または支所で自分で申告納付

この税が一日に与える影響

正直、100円なので大きくはありません。ただし2つ言えます。

ひとつ。この税は、宮島が今どういう場所になったかを示しています。 市は「来訪により発生・増幅する行政需要の経費を訪問者にも負担してもらう」ためだと明記しています。上高地のマイカー規制や時間指定チケットと同じ信号で、島は人数を管理する側に回りました。混雑を外した時間帯を狙う価値があります。

もうひとつ。免除で動く団体は、桟橋の前に片付けておくこと。 学校団体は学校が証明書を作成し、乗船時に船会社へ提出します。桟橋でやる作業ではありません。

書いていないこと

フェリー運賃、厳島神社の昇殿料、平和記念資料館の観覧料は載せていません。それぞれ船会社・神社・市の施設のもので、本日その現行ページを出典で読んでいないためです。

上の税額は、課税している自治体そのものの公表値です。だから載せています。

公式情報源

税率・免除規定・期限は、すべて2026年8月17日に廿日市市の自社ページで確認しました。

よくある質問

外国人観光客も払いますか

払います。船で島に入る人が対象で、免除規定に国籍は関係ありません。

何か手続きが要りますか

定期航路のフェリーなら不要です。運賃に含まれて徴収されます。手続きが要るのは年500円を選ぶ場合と、免除に該当する場合だけ。

年500円は得ですか

5回渡ると損益分岐です。ただし初回訪問の前月10日までに市の窓口で手続きが必要なので、事前に決めていた人だけが選べます。

誤りを見つけた場合は [email protected] までお知らせください。

← 記事一覧へ