長崎はいまどき珍しく、路面電車だけで回れる街です。ひとつの路線網が原爆資料館、平和公園、新地中華街、出島、大浦天主堂、グラバー園まで届きます。停留場の名前がそのまま目的地。
一日乗車券がお得なのは分かりやすい。問題は買える場所です。
車内では売っていません
運営会社が自社ページに明記しています。
電車車内での販売はしておりません。
乗ってから買える街も多いので、その感覚で停留場に立つと詰みます。持たずに乗れば、その乗車ぶんの運賃を普通に払うだけ。それを一日繰り返すことになります。
買える場所は3つです。
- 観光案内所
- 沿線ホテルのフロント
- 電車会社の営業所
ひとつ注意を。宿泊者以外が沿線ホテルのフロントで買う場合は、在庫の都合があるので事前に電話で確認してください。運営会社自身が付けている注記です。
スマートフォンがあるなら、モバイル一日乗車券もあります。窓口を探す手間が消えます。
値段
2026年8月17日に運営会社のページで確認した金額です。
| 大人(中学生以上) | 600円 |
| 小児(小学生) | 300円 |
第3日曜に小児券を買うと丸損
毎月第3日曜日は、小学生以下が全線無料になります。
運営会社もこれを「小児一日乗車券を買う前に利用日を確認してください」という形で明記しています。その日に300円払うと、無料のものに払っていることになる。
長崎に行く日が第3日曜で子ども連れなら、大人ぶんだけ買ってください。
引っかかりやすい規則
1人1枚です。 1枚買って日中2人で回すことはできません。
提示は降りるとき。 降車時に運転士へ日付の部分を見せます。乗るときではありません。
障がい者割引は一日乗車券に適用されません。 対象は普通旅客運賃だけ。割引運賃で乗るなら、都度払いが600円を下回らないか先に計算してください。
払戻しは前日まで、手数料50円。 営業所でのみ可能です。当日以降は、間違いは間違いのままになります。
そもそも必要か
600円を出す前に、その日の動き方を見てください。
元が取れるのは、北の平和公園・原爆資料館と、南の大浦・グラバー園・中華街を行き来する日。長崎を丸一日観光するときの典型的な形です。
逆に、路線の中ほどに泊まって大半を歩く日なら、取れないこともあります。中心部はコンパクトで、面白い部分は互いに近い。一日乗車券は便利を買う商品であって、自動的に安くなる商品ではありません。
運営会社はチョイ乗り割引と、キャッシュレス決済限定の乗換え割引も出しています。都度払いは思っているほど不利ではありません。
もうひとつの特典
有効な一日乗車券を提示すると、運営会社が公開している加盟店で割引や特典が受けられます。これ目当てで買うほどではありませんが、持っているなら食事の前に一覧を見る価値はあります。
組み立て方
- 最初の1本に乗る前に買う(観光案内所、ホテルフロント、モバイル券)
- 子どもぶんを買う前に、その日が第3日曜でないか確認する
- 人数分買う。使い回しは不可
- 降りるときに日付面を運転士へ見せる
- 中心部を歩き中心で回るなら買わない
書いていないこと
区間ごとの普通運賃は載せていません。運営会社はチョイ乗り割引と乗換え割引を併せて案内していて、その組み合わせは経路によって変わります。文脈から切り離した1つの数字は、助けるより誤解させます。運賃ページでご自身の経路を確認してください。
公式情報源
- 長崎電気軌道 電車一日乗車券:https://www.naga-den.com/pages/12/
- 発売所一覧:https://www.naga-den.com/pages/315/
- 運賃のご案内:https://www.naga-den.com/pages/10/
- 電車の乗り方:https://www.naga-den.com/pages/653/
価格と規則は、すべて2026年8月17日に長崎電気軌道の自社ページで確認しました。
よくある質問
運転士から一日乗車券を買えますか
買えません。運営会社が「車内での販売はしていない」と明記しています。観光案内所、沿線ホテルのフロント、営業所で事前に買うか、モバイル券をどうぞ。
車がなくても長崎は回れますか
中心部の見どころなら回れます。北の平和公園側から南の大浦・グラバー園側まで路線が通っていて、中華街と商店街はその途中です。
日付を間違えて買ってしまいました
券面の日付の前日までなら営業所で払戻しできます。手数料は1枚50円。当日以降はできません。
誤りを見つけた場合は [email protected] までお知らせください。